2012年10月27日

インプラントへの道

全部の治療が終わって2年位したときまた具合が悪くなってきた。

左下の一番奥の歯、つまり左下7番の歯は以前に行って

いた歯科医で抜歯した。ブリッジの土台となっていたために弱ってきてとうと

う抜くことになってしまったのだ。


その跡に取り外しの入れ歯は嫌だったのでインプラントを進められた。

それはあまり良くないものだと、高崎の医院で初診のとき言われていた。

時々腫れたりしているうちに周囲の骨が解けて折角入れた左下全体が動き出し

た。


結局左下に入れてまもない4本連結のブリッジをはずし、溶けて薄くなってし

まった骨の造骨をすることになった。

造骨、それは初めての経験で怖かったけれど、医師を信頼していたので決心し

た。


しかし、造骨は大変な手術であった。

自分の骨(オトガイ部分)を削り取って自己血液を混ぜて、それを切開した左下

の部分に入れて縫合するというものだ。


時間もかかり、痛みというよりも骨を削り取ることの衝撃が体中に響き気が遠

くなりそうであった。

後の腫れは相当なもので、インプラント挿入時には痛みも腫れもほとんどなか

ったのでショックであった。

ちょうどムーミンのような顔になって1週間を過ごした。痛みも強く何度も鎮

痛剤を飲まなくてはならなかった。


骨が出来上がるまで6ヶ月ほど待って、またインプラントの根を6番7番の歯

に入れるという治療が行われた。

結局また足掛け2年通院で左下は完全に復活した。


生きている限りこれで終わりということはないのだろう。

せいぜい良く歯を磨いて栄養状態に気をつけて、長持ちさせなければ。

長い努力と根気の賜物なのだから。







Posted by ナナっこ28 at 09:52 │インプラントへの道